阿波踊りを楽しむ(見る阿呆)舞台編

選抜阿波踊り(徳島市前夜祭)

阿波踊りには流し踊りをする演舞場とは別に舞台踊りがあります
徳島市では本番の前日に前夜祭があります。

場所は徳島県立産業観光交流センター
愛称「アスティ徳島」で行われます。
収容人数は5,000人の四国最大級の多目的ホールです。


前夜祭は毎年8月11日にあります。
曜日は関係なく日にちで決まっています。
そしてなんと、1日に3ステージあります。
時間は午前中の1部11時から、2部15時から、19時から。

前夜祭の出演者は有名連の中から選抜された人たちです。
有名連と呼ばれるのは33連あります。

この有名連は2つの協会のいずれかの所属になっています。
協会のひとつが阿波踊り振興協会「振興協会」所属連は16連
そして、徳島県阿波踊り協会「県協会」所属連は17連。
この中から選抜された人が出演するのが徳島市の前夜祭
選抜阿波踊りなのです。

選抜阿波踊りの特徴は各人が所属する連の単独踊りではなく
合同で行われるところです。
まずは阿波踊り振興協会の選抜チームが踊り次に徳島県阿波踊り協会が踊り、最後に2つの協会が合同で踊ります。

本番の演舞場では単独のいろいろな連をみることができます
が前夜祭では有名連の選抜チームの踊りを見ることができます。
ステージも大きく舞台構成も毎年趣向を凝らして迫力満点です。

出演者のスケジュール

有名連に所属して、選抜チームに選ばれる人々は
踊り子さんでも鳴り物さんでもハードスケジュール
選ばれれば選ばれるほどスケジュールはハードになります。

徳島市の阿波踊りだけを考えてみても
前夜祭3ステージ
(この前日にはリハーサルがあると思われます)
本番の4日間
徳島市の前には鳴門市での阿波踊りがあり
これに出演する連もあります。

これだけ見ても一週間まるまる踊っていることになります。
そして、見る阿呆も見ようと思うと
選抜メンバーと同じスケジュールで動くことになります。

或る見る阿呆のスケジュール(徳島市での5日間)

選抜阿波踊り前夜祭
11時からスタートして3公演すべて見ます。

本番の初日は9時に徳島藩主菩提寺で奉納踊りが行われます。
そして10時からは阿波踊り振興協会所属連による駅前流し踊り

11時からは「あわぎんホール」での選抜阿波踊りが始まります
こちらは前夜祭とは違って単独連が出演します。
こちらも1日3ステージ
時間は1部11時からと2部13時半から3部16時から全て見ます

演舞場は2部構成
藍場浜演舞場
1部17時半~19時15分
2部19時45分~22時(演舞場によって時間が違います)

演舞場で座ってみるか追いかけるかをします。
夜10時に演舞場が終わると、余韻にひたりながら宿まで
歩いて戻り、帰り着くのが11時すぎ。
そこから、その日の興奮をルームメイトと熱く語る。
2日目から最終日まで同じようなスケジュールで動きます。

見る阿呆の注意点

毎日早朝から、なにかしらのイベントがあるので
阿波踊り情報を入手すればするほど
朝から晩まで動きっぱなしになります。
よく考えておかないとごはんを食べている時間がなくなります。

さらに、徳島市は暑い、日射しが強いです。
帽子、日焼け止めは必須です。
日傘をさしている人もいます。

また、舞台を全部見て全部を有料演舞場に通うと
ちょっと資金が必要になります。
更にお盆の時期の徳島市は宿の金額が跳ね上がることと、
そもそもいっぱいで予約が取れない状況になります。

宿はツアーでなければ一年前から予約をしておくことがおすすめです。
そして、交通機関の確保も必要になります。
その年の曜日の並びかたにも予約の取りやすさは左右されます。
特に土日に最終日が重なった場合は要注意です。


次回もお楽しみに!

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